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M&Aニュース

                                               2007年9月12日
 


マイルストーン開示

 株式会社ジャスダック証券取引所は、8月13日、新市場「NEO」を創設した。
 成長可能性のある企業を支援することが目的。新興市場が低迷する中、新興市場本来の役割を担うという意図がある。
 一番の特徴は、投資家に対しての判断材料を増やすという観点から「マイルストーン開示」を導入したこと。これは、世界発の試みで従来から求められていた「適時開示」と「企業のIR活動」の中間的な存在と位置付けられているもの。四半期ごとに、経営計画・事業計画の進捗状況等の説明が義務付けられる。
 具体的には、@3年以上の事業計画とその前提条件、A事業計画の進捗状況と今後の達成の見通し及び前提条件、BAに関して、@の前提条件との比較に基づく達成又は未達成の要因についての記載が必要となる。なお、これは1年ごとに見直しが行われ、変更があれば、変更後の事業計画の内容及びその前提条件に基づいた開示が求められる。
 また、「NEO」の上場会社がマイルストーン開示を適正に行わなかった場合には、その経緯と改善措置を記載した報告書(改善報告書)の提出が求められ、5年以内に3回提出することとなれば、上場廃止となる。
 なお、「NEO」において「マイルストーン開示」がうまく機能すれば、「JASDAQ」に採り入れることもありうるとのことで、今後の展開が注目される。



(以上参考;週刊「経営財務」第2834号)
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