運営人:潟Gムアンドエーインタークロス
後援:税務研究会

M&Aニュース

                                               2007年12月19日
 


企業価値


 規制緩和や経済のグローバル化に伴い、M&Aなど事業再編が活発になり、「企業価値」の向上が経営者の至上命題となっている。企業価値とは、事業価値に加えて、事業以外の非事業資産の価値も含めた企業全体の価値のこと(日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」)。
  このうち、事業価値とは、、事業から創出される価値(キャッシュ・フローの現在価値等)を指す。会社の純資産価値だけではなく、会社の超過収益力等を示すのれんや、貸借対照表に計上されない無形資産・知的財産価値を含めた価値である。
 他方、非事業資産とは、余剰資金や遊休不動産のこと。これらは、事業に投入された資本ではないため、事業価値とは別の企業の価値を構成する要素として評価される。
 なお、実務上は企業価値を株主価値と同義にとらえる場合もあるが、ガイドラインでは別の概念として定義している。これによると、株主価値は、企業価値から有利子負債を差し引いたもので、株主に帰属する価値のこと。株主価値の算定に当たっては、種類株式等の取扱いや少数株主持分を減算する等の処理が必要となる。



(以上参考;週刊「経営財務」第2848号)
(このコンテンツの使用に関し(株)税務研究会の許諾を受けています。)





Copyright (C) 1999- M&A Intercross Co.,Ltd , All rights reserved.
omo