運営人:潟Gムアンドエーインタークロス
後援:税務研究会

M&Aニュース

                                               2008年6月24日
 


XBRL導入に伴い財規等を改正

金融庁 株主資本等変動計算書は「縦型」に

 金融庁は6月6日、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(内閣府令第36号)を公布した。XBRLを導入した新EDINETへの移行に伴い、財務諸表の様式等を見直した。主な変更点は、各項目の構成比・百分比が削除され、株主資本等変動計算書が縦並び形式に変更された点である。施行は、公布日(平成20年6月6日)から。ただし、財務諸表等の様式改正については、施行日以後に提出する有価証券報告書等に記載する財務諸表等で、直近の事業年度等が平成20年4月1日以後に開始する事業年度当であるものから適用される。


6月の第1四半期から新様式


 EDINETがXBRLを導入した新システムに移行する。3月決算の上場会社の場合、平成20年4月1日から始まる事業年度に係る第1四半期分の四半期報告書からXBRL形式で財務諸表を作成・提出することとなる。
 このシステム移行に伴い、新EDINETの表現形式に、財規等を揃える改正が行われた。改正されたのは、財規、連結財規、四半期財規、四半期連結財規など。様式の外枠や縦・横の罫線などがなくなったほか、(連結)貸借対照表では構成比の記載が、(連結)損益計算書では百分比の記載を不要とするなど簡素化が図られた。
 また、様式の見直しで特徴的なのが、株主資本等変動計算書の様式が変更された点である。純資産の各項目を縦に並べる様式に変更した。「株主資本等変動計算書に関する会計基準」(企業会計基準第6号)では、純資産の各項目を横に並べる様式と縦に並べる様式のいずれも認めているものの、平成17年12月の会計基準とは異なり、横に並べて記載する様式のみとした。横に展開した場合、横長になり視認性が悪くなるため、実務上は、株主資本とそれ以外を上下に並べるなどして対応してきた。今回の改正では、従来の横型から縦型に変更し、各項目を縦に並べて記載することとしている。


新様式のイメージ

【連結株主資本等変動計算書
                                                                                            (単位:円)
                           前連結会計年度       当連結会計年度
                           (自平成年月日        (自平成年月日
                            至平成年月日)        至平成年月日)
株主資本
 資本金
   前期末残高                  XXX                  XXX
   当期変動額
     新株の発行                XXX                  XXX
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・          XXX                  XXX   
     当期変動額合計             XXX                  XXX    
    当期末残高                 XXX                  XXX    
  資本剰余金                   XXX                  XXX
    前期末残高                 XXX                  XXX
    当期変動額                 XXX                  XXX
     新株の発行                XXX                  XXX
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・          XXX                  XXX    
    当期変動額合計              XXX                  XXX    
   当期末残高                  XXX                  XXX    
  利益剰余金


(以上参考;週刊「経営財務」第2873号)
(このコンテンツの使用に関し(株)税務研究会の許諾を受けています。)





Copyright (C) 1999- M&A Intercross Co.,Ltd , All rights reserved.
omo