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M&Aニュース

                                               2009年12月28日
 




        J−IRISS(ジェイ・アイリス) 

           
 


  
 J−IRISS(Japan-Insider Registration & Identification Support System)は、日本証券業協会が運営する、上場会社等の役員情報(氏名、生年月日、住所、会社名、役職名)を登録したデータベース。
 登録の対象は、@上場会社の役員(取締役、執行役、監査役、会計参与)、A各取引所が適時開示の対象とする非上場親会社の役員、B上場企業(純粋持株会社)の中核子会社1社の役員。
 証券会社は、株取引の注文を受けた際に顧客情報をJ-IRISSで照合。役員でかつ自社株売買に該当した場合に、「重要事実」を知っているか否かを確認することで、意図せぬ不公正取引(インサイダー取引等)の未然防止を図る。
 これまでも、上場会社の役員等が株取引を行う場合には、口座開設時に届出が必要だった。しかし、自己申告ベースのため、情報の正確性に難がある他、人事異動等によって登録内容が変化するなどの問題があった。J−IRISSでは、会社が役員情報を登録・更新するため、こういった問題はクリアできる公算が高い。
 ただし、J−IRISSへの参加は、あくまで上場企業への「お願い」。法的な強制力や罰則はない。本年5月に稼働したが、11月25日現在の参加企業は1,150社、全上場企業の約3割に留まる。近年、役員によるインサイダー取引等が散見され、課徴金を課されるケースも珍しくない。東証や日証協などでは、「インサイダー取引の発生は企業価値も損ねる」として、企業の参加を呼びかけている。





(以上参考;週刊「経営財務」第2945号)
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