2010年04月14日
|
ASBJ EPS会計基準の改正案を公表
企業会計基準委員会(ASBJ)は3月25日開催の委員会でEPS(1株当たり当期純利益)計算に関する会計基準とその適用指針、実務対応報告の改正案公表を議決、4月2日に公表した。
今回の見直しは、国際財務報告基準(IFRS)との既存の差異や、実務上これまでに要請のあった取扱いなどの「短期的」な対応。
改正案では、例えば企業会計基準第24号「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」の適用で、会計方針の変更や過去の誤謬の訂正によって財務諸表に遡及適用・修正再表示を行った場合、EPSも遡及・修正再表示後の金額で計算することに。基準24号関連などIFRSとのコンバージェンスに伴う改正のほか、MSCB(特殊条項が付いた転換社債)・MSワラントについて「期中における行使価格の修正を考慮する」などの内容も。適用時期は「平成23年4月1日以後開始する事業年度から」の見込み。各案の公表は、出席委員全員の賛成により承認された。
(以上参考;週刊「経営財務」第2961号)
(このコンテンツの使用に関し(株)税務研究会の許諾を受けています。)
|
|
Copyright (C) 1999- M&A Intercross Co.,Ltd , All rights reserved.