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M&Aニュース

                                               2010年12月10日
 




 

   

        IFRS導入の決定要因

                   
 
     
      
     
        

     
 
 来年1月からIFRSを強制適用する韓国。IFRSの翻訳版を「韓国採択国際会計基準(K-IFRS)」として公表し、2011年からのアドプションを決めたのが2007年だった。
 韓国が民間の会計基準設定機構である韓国会計基準委員会(KASB)を設立したのは金融危機後の1999年だ。時期的に前後するものの、戦後から現代に至る会計周りの制度展開は日本と似ている。商法と税法、会計原則の関係など、見た目だけでない韓国会計制度と日本の類似点は、「日本がモデルになっているから」との指摘。そのため、「IFRS対応の事例なら豪州ではなく韓国」(会計士)という声も多い。
 国を挙げてITインフラの整備に取り組み、最近の米韓FTA対応などでも国家政策の素早さを見せつけた同国だが、IFRSの導入では日本のような議論がなかったのか。
 韓国人会計士にきくと、「金融危機でIMF(国際通貨基金)の支援を受けた時、韓国の会計基準ではダメということになった。国際会計基準とのコンバージェンスが進み、07年の導入決定時には抵抗感はなかった」と。ただ、税務対応などはまだ検討中だという。
 一方、「少なくともIFRSがまだ良いものでない」から「高品質」にするための協力をしている日本。韓国の受入れや日本の姿勢をどうみるか。「外圧」への対応なのか自国の判断なのかは、経済界、学会、会計士など、それぞれの立場によって見方がまったく異なるようだ。






       (以上参考;週刊「経営財務」第2994号)
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