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                                               2007年3月02日

コンフォートレター

 「コンフォート・レター」(監査人から事務幹事証券会社への書簡)とは、発行会社の新規証券発行等に際して、監査人が事務幹事証券会社等からの依頼に基づき作成する確認書をいう。
 監査人が実施する調査の対象は、@届出書等に記載された発行会社の財務情報、Aその他の変動について。具体的には、@届出書等に記載されている財務諸表等以外の表、統計資料及びその他の財務情報、A届出書等に記載された最近事業年度の財務諸表等の決算日の翌日から打切日までの期間における特例の財務項目の変動とされている。なお、打切日とは事務幹事証券会社に対する監査人の責任の時間的限界を示す日をいう。
 コンフォート・レター作成業務は、昨年、日本公認会計士協会が公表した「監査委員会報告第68号『監査人から事務幹事証券会社への書簡について』の改正について」によると、保証業務ではなく、「合意された手続き」となる。これは、16年11月に企業会計審議会から出された「財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書」を踏まえたもの。18年3月期(上場会社)におけるコンフォート・レター作成業務の報酬開示事例は18社あった。内訳をみると、2条1項業務(監査証明業務)に基づく報酬とした事例が6社、それ以外の業務に基づく報酬とした事例が12社となっている。



(以上参考;週刊「経営財務」第2807号)
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